各セミナーのご案内
1
経営の底力を上げる
長野県伊那市にて、年間約10億円の売り上げるグリーンファーム。動物と触れ合えるコーナーがあったり、新規就農希望者のための100坪農園の貸し出しを行ったりと、数多くの新しい取り組みを進める。 店員に「ありがとうございましたと店員が言うのではなく、客からありがとうございましたと言われる接客をしなさい」と指導するなど、その経営哲学、経営手法には学ぶところが数多い。あわせて愛知県をはじめ、各地の直売所経営や山間地振興などに数多くの提言をしてきた竹谷氏より直売所経営における普遍的な要素について学ぶ。 |
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売り場の魅力をつくる
直売所は一般のスーパーや百貨店などの小売店とは業態が異なるといえるが、接客や、店舗レイアウトなどは古くからある小売店の経験やノウハウから学ぶべき点が多い。特に小規模店では店員の接客力・コミュニケーション力が向上することで、固定客確保などに大きな効果をあげることができる。 松坂屋において長年売り場づくりの第一線で活躍した後、木曽川上流域のアンテナ直売所を名古屋で経営した講師と、「スーパーと産直の中間を目指す」というユニークな店舗ディスプレイ・人材配置をおこなうあぐりん村(長久手町)の支配人を講師とし、売り場の魅力づくりを学ぶ。 |
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3
販売・広報戦略をたてよう
元気な直売所の多くが季節感を大事にしたイベントや催事を行い、新規客を呼び込み、固定客を作ることに成功しているが、多くの直売所では新規客をひきつけるためのノウハウに乏しいといっても過言ではない。また、イベントの開催や、リニューアルなどはマスメディアと上手に付き合うことによって、大きな効果をあげることが可能になる。 直売所ならではの季節感や現場感を生かした販売戦略の立て方を、松坂屋でイベント・催事を数多く立案・実施し、人を動かすノウハウを知り尽くした講師と、新聞社で数多くの取材・情報発信を行ってきた講師を迎え、考え方と方法論を学ぶ。 |
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4
新商品・加工品を開発する
多くの直売所で食品加工や新商品づくりなどを行っているが、スケールメリットが出せずに結果として利益を上げる商品となっていないケースが散見されている。直売所で売ることだけを目標とせず、その商品が通常のマーケットにおいても価値を認められるところまで目標設定することが必要である。直売所が地域の核となりつつある昨今、直売所もコーディネーターとして機能することが求められている。 今回のセミナーでは、直売所で売る・作ることを目的とする新商品づくりから一歩踏み込んで、地域が抱える商工業者や、農産品もつ資源を活用し、マーケットで価値を認められる新たな商品を開発する考え方や手法を学ぶ。 |
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5
生産者がやる気を出せる店づくり
売り場づくりや接客など、店舗スタッフが取り組むべき課題も多いが、直売所の主役はやはり生産者。生産者がやる気を出して出荷することで品質や量、品種の拡大などが望める。 生産者がやる気を出せるようにするためには何が必要なのか。生産者・店舗スタッフそれぞれに何が求められるのか。また、必要な仕組みをどのように構築すればよいのかを学ぶ。 |
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6
直売所のリスクマネジメント
記憶に新しい食肉偽装や産地偽装など、一度消費者から信頼を失うと、経営そのものが立ち行かなくなるケースが増えている。直売所は消費者から「安心・安全」というイメージを勝ち得ることで伸びてきた面があるといってもよいが、その信頼が崩れたときの影響は極めて大きいと予想される。 直売所が直面するリスクを知るとともに、どのようにしたらリスクをコントロールすることができるのかを学ぶ。また、多くの直売所で行われている惣菜、弁当などの加工部門における衛生管理を検証し、必要な取り組みを学ぶ。 |
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7
農業体験プログラムでファンをつくる
直売所がスーパーなどと最も異なる点は生産者と消費者の距離が極めて近いという点にある。直売所の固定客の中からファンをづくり、ひいてはそのファンが新たな客を引き込む誘引になる仕掛けとして、農業体験プログラムは大変効果的である。また、小規模店でも比較的取り組みやすい。 このセミナーでは「里山の農業体験」として20名を超える農家が農業体験を年間を通じて受け入れるプログラムや、ハム・ソーセージづくりなどの充実した体験で顧客のリピーター化を目指す「ふるさと味工房アグリ」(三重県玉城町)と、観光農園からスタートした農業体験を事業の柱として位置づけ、近隣に3haの農地を体験用に活用する「ジョイフルファーム鵜の池」(南知多町)の実践経験から学ぶ。 |
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山間地の資源を活かした店づくり
山間地・僻地にある店舗においては、出荷量の確保や顧客の獲得など、条件のよい店舗とは異なる苦労が多い。しかし、目を転じれば山間地ならではの資源がたくさんある。 静岡県と愛知県の県境付近、270戸ほどのごく小さな集落にあるにもかかわらず、年間約7000万円の売上げを上げる道の駅、「くんま水車の里」(浜松市天竜区)。最寄のインターから車で約1時間半。交通の便も悪く、あるのは山だけという環境で、なぜ、これだけの経営ができるのかを学ぶとともに、豊富な山間地活性化の事例からみえる、山間地の資源の生かし方を学ぶ。 |
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9
ネット上での広報・販売に挑戦
インターネットや携帯電話、地上デジタル放送が普及し、ネット通販が一般化しているにもかかわらず、直売所におけるネットを使った広報や通販事業に挑戦するところはごく少数である。 しかし、小規模店や条件不利店は、ネットを活用することで効果をあげることが期待される。奥三河のある農業体験施設では、昨年度からネット上での広報を始めたことで、年間利用者が20%も伸びたという。 今回のセミナーでは、ネットを利用した広報にどう取り組むべきか学ぶとともに、日本でもっとも繁盛するインターネットショッピングモールの楽天市場の担当者からネットショップの開設・運営にあたって必要な取り組みや、期待できる成果を学ぶ。 |
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